養殖池の温度管理
現在、浜松市内の温室を借りて、地下熱利用水槽を埋設し、温室内の温度管理に地下熱を熱源とした熱交換の仕組みを活用できるかどうかを実証中です。
温度維持が必要な環境では、年間通じて25℃程度の水温が維持される地下熱利用水槽は、冬場の低温対策には無料で強力な熱源と考えております。送風するためのファンと温度制御する装置を動かすための電気だけが確保できれば稼働いたします。
同様に地下熱利用水槽を埋設し、空気を使って熱移動をさせることでウナギなどの「閉鎖循環式陸上養殖施設」の池の温度管理に使えないでしょうか。管の中に空気を通すことを前提とした、この熱交換の仕組みは養殖池の水質に影響を与えることはありません。
関心を持っていただける方がおられましたらご連絡ください。問題はパワーでしょうか。
当社運営の「浜松情報BOOK」より
浜名湖周辺のウナギの養殖が始まったのは1900(明治33)年。戦後ウナギの養殖方法は、従来の路地池養殖からハウスによる加温式の養殖へと変化。これまでシラスウナギには冬期に餌を与えなかったが、加温施設により一年中餌を与えることができるようになり、それまで路地池で成鰻するのに一年半から三年かかったものが、ハウスでは半年から一年半。さらに1965(昭和40)年頃から使用されるようになった配合飼料も生産量の増加をもたらした。
http://www.hamamatsu-books.jp/category/detail/4c8db56ae9db3.html