foward to 1985

浜名湖国際頭脳センター夏目

2012年08月04日 05:52

「Forward to 1985 Energy life 運動」(1985年に進もう)を合言葉にした省エネ運動が住宅業界を中心に広がりを見せ始めています。
http://to1985.net/
この運動は 1985年から現在までに(2007年の使用量で算出)家庭部門での電気使用量が約2倍に増えているとのことであり、家庭部門の電気の使用量を1985年レベルまで減らしていこうという考え方です。

地域の気候風土を知り日射や風向を建築的に調節して環境への負担を少なく抑えながらも快適に暮らすことができる住宅を考える「パッシブデザイン」を目指し、住環境コンサルタント 野池政宏氏が呼びかけているものです。

浜名湖頭脳センターが開発する「ゼロエネルギー空調」の目標の一つが家庭の電気の使用量を減らすためのものであり、その際に必要となる住宅の姿として、「Forward to 1985 Energy life 運動」と同様、「断熱性能や機密性を強化して閉鎖空間を作り、その中を外界とは違う環境を電気的に作る」という従来の考え方ではなく、「建築を解放的にして周辺の環境を積極的に取り入れる」という考えに立っております。